平山のデビュー服が博物館へ

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/p-sc-tp3-040210-0007.html


日本サッカー界(マスコミ含む)の平山への期待というか入れ込み度は
もはや常識外れのレベルになってるんじゃないだろうか?
某サッカー誌のコラムに「平山を受け入れる大学の責任は重大(大意)」
ということが書いてあって背中が薄ら寒くなった。


大学は勉学の場であってサッカーを教える場ではない。
それなのに大学は平山をサッカー選手として大事に育てろ、その責任を負え
というのは変だ。


平山はサッカー以外にやりたいことがあるから進学したのではないか。
高卒>Jリーグ入りが当然の現在の日本サッカー界において、大学へ
行くということは「僕はサッカーに一生を捧げるつもりはありませんよ」
と宣言するのに等しい意味を持つはずだ。


Jリーグでは今までチームを支えてきたベテラン選手が次々と放出されている。
長年の貢献にも関わらず、あっさりとクビを切られる。
実力がすべてのプロの世界とはいえ、残酷とも言える仕打ちである。
今のJリーグで「引退後も豊かなサッカー人生」を夢見るのは難しい。


中田英寿はプロサッカー選手になる以外のライフプランも考えていたという。
彼がサイドビジネスをしているのはそういうプロサッカー選手として食えなく
なったらどうするか?というシビアな視点を持つが故であろう。


平山は頭が良いらしい。だからこそ彼も中田のように「サッカー選手じゃない
自分」の人生設計があるのではないか。


行き過ぎたスターシステムが彼の人生を壊さないように祈りたい。